大学改革 2014 9 27

 日本の受験生にとっては、
最難関の大学である東京大学も、
世界水準で見れば、中堅大学レベルだと思います。
だから、私学の名門である早稲田大学や慶応大学のレベルも、見当がつくでしょう。
 確かに、受験の難易度では、世界トップレベルですが、
日本の大学生が勉強しないことに関して世界トップレベルであると言われるように、
特に努力をしなくても卒業できてしまうシステムに問題があるのです。
 昔だったら、学生運動に夢中になっていても卒業できてしまった。
今では、遊んでいても、卒業できてしまうシステムに問題があるのです。
 それでも、日本経済が世界トップレベルになったのは、
日本企業が終身雇用制で、それこそ終身で企業教育をしてきたからです。
 しかしながら、今は、日本企業に、そんな余裕も体力もありません。
だからこそ、大学が、世界と戦える人材を養成していく必要があるのです。
その自覚が、大学経営者にはあるのか。
 国民の税金を大学につぎ込んでいる以上、
そうした自覚を常に持つべきです。
 「井の中の蛙、大海を知らず」
この言葉は、正に日本の大学関係者のためにあるようなものです。
 なぜ、こうした現状をマスコミは批判しないのか。
それは、マスコミにとって、大学は「貴重な天下り先」だからです。
 日本は、大学から沈んでいく。
昔、「日本沈没」という小説がありましたが、
現在、日本では、大学から「不同沈下」が始まっているのです。









































































スマートフォンのトップページへ